特集/岩泉 生酛30BY・一滴の会

奥大山の豊かな環境が育てた ”田舎育ちの都会っ子”!? 旨口&爽快な”新世代”純米酒!


All日野郡のお酒、生酛30BY

江府町江尾の酒蔵、大岩酒造の代表銘柄で、地元では「ガンセン」の愛称で親しまれている「岩泉(いわいずみ)」。2017年来、日野町の農家・松本洋一さんが、奥大山山麓の大満(だいまん)地区の圃場で栽培した酒米「山田錦」を原料に、大岩酒造のご当主、大岩一彦さんが仕込んで、2018年春には「純米生原酒」、秋には「ひやおろし」として限定販売し、たいへんご好評を得ましたが、この春できたのがコレ!!岩泉・生酛30BY!

今年大岩さんは、前々からやりたいと思っていた日本伝統の製法「生酛(きもと)造り」に挑戦。とても芳醇・濃厚にして爽やかなその味わいは、地元応援団「一滴の会」のメンバーをはじめ、多くの酒仙たちから上々の評価をいただきました。

現在、道の駅・奥大山その他で、好評発売中です。

 


酒米栽培●江府町大満の圃場で山田錦を、松本優栽・松本洋一さんが栽培しました。

酒仕込み●大岩酒造本店・大岩一彦さんが日本古来の酒造法・生酛づくりに初めて挑戦しました。

 


生酛(きもと)造りとは?

現代の日本酒造りでは、人工的に酵母が増殖しやすい状態をつくり、短期間でアルコール発酵させる製法(速醸酛)が主流となっていますが、「生酛」は自然に自生する乳酸菌の力で野生酵母の繁殖を抑え、目的とする酵母が活動しやすい状態をつくり、アルコール発酵を促進する、いわば自然の力を活用した昔ながらの日本酒の造り方です。



一滴の会・オススメの飲み方

生原酒ですからアルコール度数は18度と少し高く、そのままお飲みいただくのはもちろんGood!ですが、ロックや炭酸水割り、割り水燗、燗冷ましなど「一滴の会」オススメの飲み方があります。

いずれも、奥大山水系の天然水と合わせるのがポイントで、やはり仕込み水との相性が非常によく、工夫次第で原酒とはまた一味ちがう、自分なりの楽しみ方ができますので、ぜひお試しください!!

サントリー奥大山スパークリング(強炭酸水)割り

 ・冷えた原酒を上記炭酸水で割る(まずは半々くらいからお試しください)

 ・器はシャンパングラス又は小ぶりのワイングラスで

 ・原酒の酸味&渋みに爽やかさが加わり、食事の前後にピッタリです(^^♪

奥大山水系・天然水の割り水燗

 ・原酒10に対して上記天然水2くらいを加えて

 ・40〜45度くらいに加熱(普通の燗酒)

 ・原酒の酸味や渋みが薄まり、とても飲みやすくなります

 ・燗冷ましすると更に甘味も加わります





一滴の会とは?

海外での日本酒への関心や評価が高まる一方で、日本人の日本酒離れが進む現状に一石を投じ、日本酒造りの環境に恵まれた大山山麓・日野川流域エリアから日本酒を盛り上げていこうと、日本酒を愛する地元有志が立ち上げた共同事業体です。

一滴(ひとしずく)から始まる水の流れがやがて大河となるが如く、本会の細やかな歩みが、地域に根ざす日本酒再興の呼び水となることを願い命名しました。

 

 


【会員】

  中心となるコアメンバー及び本会の趣旨に賛同し随時活動に加わるサポーター(20歳以上の方ならどなたでも)

【スローガン】

 「日本酒は地域に根ざす文化」を合言葉に、生産者、消費者、そして地元が一緒に盛り上がっていけるような活動を展開していきます。   →大山山麓・日野川流域エリアを「日本の酒都」に!

【主な活動】

  ①産地と生産者の顔が見えるオール地元産純米酒の普及と地元消費を促します

  ②生産者と日本酒愛好者との交流、日本酒セミナーや地元食材とのマッチングを楽しむ会の開催など、様々な角度から日本酒の魅力を掘り起こしていきます


一滴の会の取り組み/創るよろこび、戴くよろこびを皆で分かち合う・・・コレ、最高です!!